経済的な貧困よりも深刻で恐ろしい「関係性の貧困」
昼間は社会福祉士としてホームレスになってしまった方の相談を窓口で受けている。
その中で経済的な貧困よりも恐ろしい貧困
「関係性の貧困」が有ることに気づいた。
http://dakesu.hatenablog.com/entry/2015/12/16/214631
窓口での相談の内容は食べるものがない、住む家がない、病院に行きたい等さまざまだが、当たり前すぎて口にされない、まくらことばは
いつも「お金がないから」だ。
そうやって相談に来ている人はお金がない等の経済的な貧困を問題視しているが、それよりも本人たちは気づいていないが、本人を取り巻く「関係性の貧困」の方が深刻な問題だ。
人は家族、友人、職場など多くの関係性の中で生きている。
何か困ったときは関係性が問題解決の大きな社会資源になることが多い。また、モチベーションを高めるきっかけになるし、そもそもお金は関係性の循環から生まれたものなので関係性がなければお金の入りも少なくなる。
関係性が人を強くする。それゆえに、関係性の貧困状態になるとたちまち人は弱くなる。
最近は、20代の若者が窓口に相談に来ることが多い。若者が相談に来るきっかけは、精神疾患や家庭不和がやたらと多い。
そして、関係性の貧困は今後、増加するだろう。
スマートフォンでいつでも膨大な知識を手に入れられる時代
そして、今後は人工知能が人間の知能を超える時代がやって来る。
そうなった時には、知識を詰め込む教育より
「関係性を作る技術」が重要になってくる。
そして、関係性を作るためには「観点」についての理解がとても重要だ。
龍飛ちゃんとカンコテ君の観点ってなぁに?恋人編 - YouTube