役立たずくらいが調度いい
直木は先ず切られ甘井は先ず渇く
明るいろうそくは早く燃え尽きる
良い毛皮のキツネは狩人に狙われる
切れ味の鋭い刀は
その分、人を斬らねばならぬ
誰かの役に立とうと思いすぎれば
それが力みになって肩がこる
役に立つか立たないかなんて
所詮
人間という一個の存在が決めている
「ものさし」にし過ぎない
いったい、宇宙にどれだけの存在と
価値観のものさしが有るのだろうか
あなたにとって「役に立つ」ことは
これでしょ
と相手をものさしとして
固定するのもしのびない
曲なれば即ち全し
獣道にもならない場所には花が咲いて
旅人の心を癒す
無限の力は個より関係性の中にあるし
大前提は存在は存在してるだけで神秘神聖だ
無用の用
役たたずくらいが調度いい。
http://dakesu.hatenablog.com/entry/2017/07/05/121023